ヴェニスに死す。

私事ながら明日は親父の命日でして。節目の数字年の法事なので、家族上げて準備をあれこれとしておりました。
まあ、そんなことをしていると普段はしないような故人を偲ぶ話とかになるわけですが、 亡くなったのも、もう随分前の話になるので、しんみりもせず、むしろ笑い話が殆どになるわけで。

例えば、親父の亡くなった日が当時やってた同人誌の原稿の締め切り徹夜明けで都合３日寝てなかったとか。
「俺、この原稿が終わったら12年ぶりに来日するPet Shop Boysのライブに行くんだ」と主要三都市を回る予定でウキウキ有休取っていたのが、見事にフラグぶち抜いて全部パーになったとか（うち某公演では６列目が当たっていた）。
葬儀後、何か知らんうちに色々と手違いがあって私が死んだことになっていて暫く色々と難儀したとか……なんか碌な記憶が残っていない。

しかし、故人について未だに軽く根に持っているのが、随分な子供の頃、親父から「縁日のフランクフルトはあれから作るんじゃ」と池に自生している香蒲を指さして教えられ、わりと大きくなるまでそれを本気で信用していて、フランクフルトが食べられなかったことだ。

……あれから数十年経った今日、私は、ここ数日の間、こつこつプレイしていた「遙かなる時空の中で２」のセーブデータを間違って上書きしてしまった。自分の不始末が原因とは言え、ファッキン。そんなわけで最初からやり直している。


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